フライブルク戦で2得点を挙げたハーランド photo/Getty Images
終了間際でもフルスプリント
現地時間14日に行われたブンデスリーガ第19節にて、ホームにフライブルクを迎え入れたドルトムント。上位対決となったものの、同クラブはこの試合を5-1で勝利することに成功した。
そんなフライブルク戦にて、エースの風格を見せつけたのがFWアーリング・ハーランドだ。前節までの2試合ではゴールがなかった怪物FWだが、この試合では決めるべきところできっちり決めるいつもの姿を見ることができた。前半ATにMFジュード・ベリンガムのラストパスをうまくコントロールしてチーム3点目となるゴールを決めると、後半30分には敵陣でうまくボールを奪ったMFマフムド・ダフードのお膳立てからフライブルクにトドメを刺すゴールをゲット。これぞハーランド。そんなパフォーマンスだったのは間違いない。
しかし、この試合におけるハーランドの貢献度をこの2ゴールだけで計ることはできない。同選手は相手ゴールを脅かすだけでなく、持ち前のスピードを活かしてフライブルクのビルドアップを阻害する動きも90分間やりきった。彼は守備面でもドルトムントにとって重要な存在だったのだ。
なかでも、特に印象的だったのはドルトムントがビッグチャンスを迎えた84分のシーン。この場面ではハットトリックを狙ってゴール前へと走り込んでいたハーランドだが、味方のクロスが相手にカットされるや否やすぐに守備のスイッチを入れて相手ボールホルダーを猛追。最終的にボールを奪うまでには至らなかったが、試合終了間際にフルスプリントで切り替えの早い守備を見せた彼に驚いた人も少なくなかったことだろう。
加えて、味方を活かすポストプレイでも印象的なシーンを多く作ったハーランド。いったい、彼にできないことなどあるのだろうか。まだまだ怪物FWの進化は止まらない。