チェルシーで思うような結果出ないヴェルナー photo/Getty Images
二桁得点まで道のり遠く
1シーズン目は適応の期間と大目に見られていたところがあったかもしれないが、チェルシーFWティモ・ヴェルナーもプレミアリーグで2シーズン目を迎えている。そろそろ本格的に厳しい声が飛んでくる頃だろう。
昨季のヴェルナーはプレミアリーグ35試合をこなして6得点8アシストの成績に終わったが、今季もここまで11試合に出場して1得点1アシストとペースが上がってこない。ライプツィヒ時代の成績からプレミアリーグでも得点王を争うことが期待されていたのだが、二桁得点奪うだけでも一苦労といった印象だ。
起用されているポジションやチームスタイルも影響しているだろうが、ここまでチェルシー移籍が正解だったとは言えないだろう。
何より、チェルシー移籍後はシュートが少ない。昨季は1試合平均2.3本のシュート数だったが、今季はさらに少ない1.8本まで減少している。枠内シュートに限定すれば、1試合平均本数は僅か0.5本だ。これでゴールを量産するのは無理がある。
ライプツィヒでプレイしていた際は2019-20シーズン、2018-19シーズンともにブンデスリーガで1試合平均3.6本はシュートを打っている。合計すると、2019-20シーズンは123本、2018-19シーズンは107本のシュートを打っており、これが得点量産に繋がっていたのは間違いない。
それがチェルシーに移籍した昨季は79本まで減り、今季もここまで20本に留まっている。英『Sport365』は今季前半戦のプレミアワーストイレブンのFW部門にヴェルナーの名前を挙げており、今のヴェルナーに高評価を与えることはできないだろう。
今季も後半戦に入ったが、果たしてヴェルナーのプレミア挑戦は正解だったのか。
今季終了後にはそのジャッジを下されることになりそうだ。(数字は『WhoScored』より)。
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