3年連続で得点に関与するアリソン photo/Getty Images
サラーの逆転ゴールをアシストした
今季もリヴァプールの正GKとして活躍するアリソン・ベッカー。安定感のあるセービング能力でピンチを脱し、プレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグの2冠を狙うチームでゴールマウスを守っている。
守備能力では非常に高いパフォーマンスを発揮しているアリソン。そんな彼のもう1つの特長がそのキック精度だろう。彼のパントキックからスピードのある前線のFW陣に一気にボールが渡り、そのまま得点が生まれることもあるのだ。
プレミアリーグ第26節のノリッジ戦で逆転ゴールを生んだシーンは、アリソンが起点となりアシストを記録している。自陣のペナルティエリアから蹴り出されたロングフィードで、相手のゴール前へとボールは飛躍し、モハメド・サラーの足元へ渡る。プレミアでもっとも得点を決めているストライカーがそのチャンスを外すことはなく、ゴールネットを揺らして勝ち越しを決めた。
チームにはフィルジル・ファン・ダイクという後方から精度の高いキックを蹴ることができるDFがいる。しかしそのさらに後ろにも得点へと直結できるパスを出せる守護神がいるのだ。2019-20シーズンにも1アシストを記録し、昨季はゴールも決めている超攻撃的GKは今後もリヴァプールの得点に絡んでいくことだろう。
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