アル・サッドでプレイするカソルラ photo/Getty Images
カタールが抱える助っ人たちは危険
カタール国内で敵無しのチームがアジア制覇へと動き出す。
21日にアル・アハリSCを8-2で撃破したカタールのアル・サッドは、これで今季のリーグ制覇を確定させた。
チームを引っ張るのはガーナ代表FWアンドレ・アイェウ、アルジェリア代表FWバグダード・ブーンジャー、そして元スペイン代表MFサンティ・カソルラといった国外組のアタッカーたちだ。
ただ、彼らはまだ満足していないだろう。昨年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)ではグループステージでサウジアラビアのアル・ナスルに競り負けてしまい、決勝トーナメント進出を逃したのだ。昨年も国内リーグでは圧倒的な成績を残していただけに、グループステージ敗退は許されない結果だったはずだ。

アル・ドゥハイルにはオルンガがいる photo/Getty Images
昨年は全チームがグループで消えた
雪辱を誓うのは彼らだけではない。昨年のACLにはカタールからアル・ドゥハイル、現在ハメス・ロドリゲスらを抱えるアル・ラーヤンも出場していたが、いずれもグループステージで姿を消している。イランのエステグラルやベルセポリス、サウジアラビア勢を超えることが出来なかったのだ。
今年はアル・サッド、アル・ドゥハイル、アル・ガラファ、アル・ラーヤンが出場してくるが、当然狙うはアジアの頂点だ。豪華な海外組を抱えていることを考えると、十分に頂点を狙う力はあるはず。
今季リーグ戦2位のアル・ドゥハイルには、柏レイソルでもプレイしていたFWマイケル・オルンガがいる。
カタール勢が入るACLの西地区は4月7日よりスタートする予定だ。カタール勢は優勝を狙うJリーグ勢の壁となるのか。実力ある国外組を抱えているだけに、直接対決が実現すれば面白い戦いとなりそうだ。