21歳にしてアーセナルを引っ張るスミス・ロウ photo/Getty Images
マンCのように純粋なFWが少なくても結果を出しているクラブがある
今冬にFWピエール・エメリク・オバメヤンを手放したアーセナルは、来季以降センターフォワードの人選をどうしていくのか。現在はアレクサンドル・ラカゼットがいるが、ラカゼットとクラブの契約は今季限りだ。
今夏に新たなセンターフォワードを獲得するプランや、若いガブリエウ・マルティネッリに賭けるのもいいだろう。それに加え、英『90min』は主に2列目で活躍するMFエミール・スミス・ロウを最前線にコンバートする案もアーセナル側にはあると伝えている。
今季全コンペティション合わせて10得点を挙げているスミス・ロウは、ブカヨ・サカ(8得点)、退団したオバメヤン(7得点)らを抑えてチームのトップスコアラーとなっている。この完成度でまだ21歳というのだから恐ろしい。
今季は同じプレミアリーグでもFWセルヒオ・アグエロを失ったマンチェスター・シティがMF陣の得点力を引き出しながら攻撃を機能させており、純粋なセンターフォワードがいなければダメというわけではない。
もちろんアーセナルはオプションとして新たなFW獲得へ動くべきだろうが、スミス・ロウを最前線へ配置するオプションを試すのも1つの手だ。今季覚醒したスミス・ロウの能力をさらに引き出していけるのか。指揮官ミケル・アルテタの手腕に期待したい。