怪我が目立つようになってきた怪物ハーランド photo/Getty images
怪我が少なくなればよいが
ボルシア・ドルトムントは25日にヨーロッパリーグプレイオフでレンジャーズと対戦。2-2と引き分けで試合を終えるも、1stレグでの4失点が大きく響き、ELは敗退となってしまった。
今季のドルトムントは昨季ほどの安定感を見せられておらず苦しんでいるが、このプレイオフでアーリング・ハーランドがいれば結果は変わっていたかもしれない。
ここまでリーグ戦の14試合で16ゴール5アシストと、チームトップスコアラーのハーランド。高さと強さ、賢さを兼ね備えるストライカーであり、昨季はCL決勝トーナメントラウンド8で敗退することになったが10ゴールを決め得点王に輝いている。
21歳と若さもあり、昨季はビッグクラブに狙われたが残留。今シーズンはドルトムントで戦うことになったが怪我が多く、重要な場面で不在となっている。今回のプレイオフがまさにそれであり、ドニエル・マレンではなくハーランドであれば勝てていた可能性は少なからずある。
そんなハーランドだが今季は怪我が多い。既に4度離脱しており、15試合欠場している。頼れるストライカーだが、ここまで不在が続くとチームとしては厳しい。
来夏噂される移籍にも支障が出ることになる。名前が出ているクラブでいえばマンチェスター・シティやバルセロナが獲得に動いているとされるが、ここまで怪我の多い選手を獲得するのはギャンブル性が高い。特にシティはそういった獲得に難色を示すことが多く、手を引く可能性もある。
ハーランドを獲得する際はクラブに支払う移籍金以外に代理人に支払う手数料がかかるといわれており、怪我が多く、さらに高額となれば手を出すクラブは少なくなるだろう。
実力はピカイチであるも、怪我の多さが気になるハーランド。各クラブの現在の評価はそこまで変わっていないといえるが、今後も怪我が増え続けることになればからのキャリアに関わることになる(データは『transfermarkt』より)。
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