加入から好調を維持するオバメヤン photo/Getty Images
オバメヤンはELと相性が良い
今のバルセロナではヨーロッパリーグでも優勝候補には挙げられないのではないか。昨年末の段階ではそんな声もあったが、今では状況が違う。
シャビ・エルナンデスの下で進化する新生バルセロナはプレイオフで強敵ナポリを撃破し、ベスト16ではガラタサライも撃破。ベスト8へ駒を進めており、今では優勝候補筆頭と言ってもいい。
その中で注目したいのが、今冬にアーセナルから加わったFWピエール・エメリク・オバメヤンである。
オバメヤンはドルトムント、アーセナルでもプレイしてきたが、ヨーロッパリーグ・キラーの側面を持っている。本大会での成績を合わせると、オバメヤンはヨーロッパリーグで通算41試合に出場して24得点を記録している。
この24得点という数字は、ヨーロッパリーグと名称が変更されてからでは歴代3位タイの数字だ。
歴代1位はFCポルト、アトレティコ・マドリードでヨーロッパリーグを戦ってきたコロンビア代表FWラダメル・ファルカオ(30得点)、2位はアスレティック・ビルバオを長年引っ張ったアリツ・アドゥリス(26得点)、それに次ぐ3位がオバメヤンと、セビージャでもプレイした現ホッフェンハイムFWムナス・ダブール(24得点)の2人だ。
オバメヤンはドルトムント時代の2015-16シーズンにヨーロッパリーグで8得点、2018-19シーズンにもアーセナルで8得点を挙げており、アーセナル時代には準優勝も経験した。
今季こそはバルセロナで優勝したいだろう。華麗なる経歴の持ち主ではあるが、ドルトムントでもアーセナルでもリーグタイトル、欧州カップ戦のタイトルは獲得できていない。獲得したのは国内カップのみだ。
上手くいけば今季の残り試合でファルカオの持つヨーロッパリーグ歴代最多得点記録を塗り替えることも不可能ではないか。
バルセロナとしてもオバメヤンの力を引き出して優勝したいところで、ヨーロッパリーグを代表する点取り屋であるオバメヤンの働きに注目だ。
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