セルタの得点源となるアスパス photo/Getty Images
バルサ戦で1ゴールを決めた
今季のリーガ・エスパニョーラはレアル・マドリードがすでに優勝を決定。王者をけん引したのは、リーグトップの26ゴールを記録したカリム・ベンゼマだ。
そんなベンゼマを追いリーグ2位の得点数を誇っているのが、イアゴ・アスパスだ。セルタの大エースである彼は今季“も”リーガで得点を量産し、ここまで18ゴールを記録。決して人材豊富ではない中堅クラブであるセルタが今季11位にいられるのは、彼のゴールがあったからこそだ。
アスパスはセルタの下部組織で育ち、07-08シーズンにトップチームデビュー。11-12シーズンには2部で23ゴールを記録してチームを1部昇格へ導き、翌年もリーガで12ゴールを決めてブレイク。リヴァプールへと新たな挑戦を果たし、ロビー・ファウラーやフェルナンド・トーレスといったエースが付けてきた9番を背負うも活躍することはできず。ゴールはリーグカップでの1得点に終わりプレミアリーグではノーゴールでシーズンを終了。セビージャへのローン移籍を経て15-16シーズンにセルタへ復帰した。
すると復帰1年目から14ゴールを記録するなど、再びチームのエースへと君臨。17-18ではキャリアハイの22ゴールを決め、今季も18得点と復帰1年目から今季まで毎シーズン二桁ゴールと活躍を見せている。
若い頃はスピードを武器に得点を奪ってきたアスパスだが、現在は高いシュート技術と身体能力で、チームの絶対的なストライカーとしてさまざまなゴールパターンで結果を残していく。