素晴らしいシュートを放ったマディソン photo/Getty Images
2列目ならどこでもできるレスターの10番
1-1の引き分けに終わった先日のチェルシーvsレスター・シティ戦、先制点を決めたのはレスターのジェームズ・マディソンだった。ペナルティエリア手前でボールを拾ったマディソンは、相手選手を1人かわして右足を一閃。
これでマディソンのゴール数はメイソン・マウントやブカヨ・サカといったイングランド代表の選手たちと並んだ。ゴールとアシストを合計したゴール関与数は18となり、この数字の上をいくイングランド人は24のハリー・ケイン、22のジャロッド・ボーウェン、21のメイソン・マウントのみだ。
こうなると気になるのが6月の代表戦だ。マディソンがイングランド代表として出場した試合は、2019年11月のモンテネグロ戦が最初で最後となっている。
英『Daily Mail』によれば、レスターの指揮官であるブレンダン・ロジャーズ監督は、マディソンがイングランド代表に選ばれないのは監督の好みでしかないと主張。彼の才能やクオリティー、サッカー選手としての成熟度に異論はないはずだとマディソンのことを絶賛している。
カタールW杯が6ヵ月後に迫っていることを考えると、ここまであまり起用してこなかった選手を試すチャンスは6月の試合が最後だろう。特にここ最近のマディソンは3試合で3ゴール2アシストと絶好調。たとえ戦術にマッチしないとしても、試してみるだけの価値はあるはずで、彼に期待している英国民も多くいるはずだ。