今季はEL制覇も実現した鎌田 photo/Getty Images
今季過小評価されている7人に
ポジションによって評価も分かれるが、攻撃的なポジションを務める日本人選手でブンデスリーガ最高の評価を得たのはおそらく香川真司だろう。ドルトムントでブンデスリーガ連覇を達成するなど、個人としてもチームとしても圧巻の時間を過ごした。
だが、その香川の領域に近づけるのではと考えられている者はいる。今季フランクフルトでヨーロッパリーグを制したMF鎌田大地だ。
ブンデスリーガ制覇は達成できていないが、鎌田も今のブンデスリーガを代表するチャンスメイカーの1人と評価されてきている。先日のパラグアイ戦でも見せたように、独特のアイディアとテクニックを持つ選手だ。
『90min』は、その鎌田を『今季過小評価されていた7人』と題した特集にリストアップしている。ヨーロッパリーグ制覇にも貢献したものの、適切な評価を得ていないと考えられているのだ。
他の6人の面子もかなり豪華で、マンチェスター・ユナイテッドFWクリスティアーノ・ロナウド、レアル・マドリードGKティボー・クルトワ、レヴァークーゼンFWパトリック・シック、ミランDFフィカヨ・トモリ、同じくミランMFサンドロ・トナーリ、ローマFWタミー・エイブラハムがリストアップされている。
この6人の今季も評価されていないわけではないのだが、同メディアはもっと称賛されるべきと主張する。この中に鎌田が入っているのは見事だ。
マンUで孤軍奮闘したと言ってもいいロナウド、チャンピオンズリーグでバロンドールにもふさわしいと言われるほどのパフォーマンスを見せたクルトワ、ミランのスクデットに貢献した若者2人に、カンファレンス・リーグ制覇にも貢献したエイブラハム、ブンデスリーガでゴールを量産したシックなど、確かにこの6人のパフォーマンスは素晴らしかった。
その中で同メディアは鎌田について、「香川の時代が終わって以降、ブンデスリーガで香川に匹敵するアジア人選手はいない。
能力的にはフランクフルトからのステップアップも可能なはずで、そのテクニックは世界的に評価されている。日本代表でも主軸になれる選手だが、鎌田は香川に匹敵する評価を得る選手となるのか。