出場機会が限られたリンガード photo/Getty Images
昨季ウェストハムでは16試合9得点
昨季ウェストハムでブレイクを遂げたジェシー・リンガードは、今季大きな期待を胸にマンチェスター・ユナイテッドでのスタメン奪取に挑んだものの、理想とは異なる結果となってしまった。クラブを退団した同選手は来季、再び自身のポテンシャルを発揮できるのだろうか。
リンガードは2011年にマンUのトップチームへ昇格すると、2部での武者修行を経て2015-16シーズンから主力として活躍。17-18にはプレミアリーグ33試合8ゴールと結果を残した。その後は出場機会が減少するものの、昨冬にウェストハムへ期限付き移籍。シーズン後半戦だけで9ゴールを記録し、チームの好調を支えた。
同クラブへの残留も予想されていたリンガードだったが、マンUへと復帰を選択。再びマンUでスタメン奪取に燃えるも、ジェイドン・サンチョやクリスティアーノ・ロナウドを補強した攻撃陣で出場することはできず。16試合2得点と寂しい結果に終わってしまう。今季限りのクラブとの契約を更新せずに退団が決定した。
マンUでの“ラストチャンス”を生かせなかったリンガードだが、昨季ウェストハムで見せたように能力の高さは疑いの余地はない。英『Sky』ではそのウェストハムがもう一度関心を示すなど報じられており、クラブとしても移籍金がかからずに勝手を知る主力候補が獲得できるのは大きい。マンUを放出となったリンガードの動向にも注目だ。