好パフォーマンスを見せたアドリ photo/Getty Images
トップ下と右ウイングの強化を図るミラン
昨季は主にMFブラヒム・ディアスが務めたミランのトップ下。今季はローンバックのMFヤシン・アドリがメインで起用されることになるかもしれない。
ミランは昨夏にジロンダン・ボルドーからアドリを獲得。2021-22シーズンは、ミランからボルドーへローン移籍という形で、もう1年ボルドーでプレイした。
ミランは28日にオーストリアのクラブ、ヴォルフスベルガーと親善試合を行い、5-0の大勝。この試合でアドリは[4-2-3-1]のトップ下として先発出場を果たし、印象的なパフォーマンスを披露した。
試合を通して、オンザボールとオフザボールの双方で良い動きを見せたアドリ。40分にはペナルティエリア内右奥に侵入し、味方からパスを中央へ折り返す。FWアンテ・レビッチのゴールをアシストする形となった。
そして、59分にはFWアレクシス・サレマーカーズが放ったシュートのこぼれ球を押し込み、自らゴールをゲット。1ゴール1アシストの活躍で結果も残した。
今回の彼のパフォーマンスについて、伊『calciomercato』はこのように評価している。
「アシストとゴールでマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。基本的なテクニックと、ボールを持たない局面での自己犠牲の精神により、これまで見せてきた素晴らしい印象を再確認させてくれた。
現在、クラブ・ブルージュのMFチャールズ・デ・ケテラエルを狙っているとされるミラン。獲得が実現した場合は、トップ下で起用されるのではないかと噂されているが、アドリがこれからも好パフォーマンスを披露し続ければ、トップ下ではなく右WGやCFでの出場が多くなるかもしれない。