バルサでデビューしたモリバ photo/Getty Images
今季もバレンシアへレンタル中
ロナルド・クーマン前監督やシャビ・エルナンデス監督によって昨今数々の若手選手が起用されているバルセロナ。そこで早くからトップチームに絡み、試合に出場していたMFがイライシュ・モリバだった。
2020-21シーズンにトップ昇格を果たしたモリバは、同シーズンに17歳でデビューを果たし得点も記録するなど、最終的にはラ・リーガで14試合1得点を記録。バルサの将来を担う存在として高く注目されていた。
しかしモリバは、バルセロナとの契約延長に難航し、チームを退団。2021-22シーズンからはライプツィヒへと加入したものの、わずか2試合の出場にとどまり、構想外となってしまう。2022年1月にはバレンシアへの期限付き移籍を決め、リーガで14試合に出場も存在感を発揮できず。レンタルは延長され、今季もバレンシアに所属するものの、ここまで出場はわずか1試合のみ。
さらに出場したヘタフェ戦も70分からの途中出場で、イエローカード2枚をもらって退場処分になってしまい18分間の出場にとどまる。試合は5-1とバレンシアが勝利するも圧勝ムードに水を差してしまった格好だ。
バルセロナではセンセーショナルなデビューを飾り、リーガのトップでも適用できるポテンシャルを持っているモリバだが、2年前の輝きはここまで見られていない。それでもまだ19歳とこれから経験を積んでいくことだろう。バレンシアでのチャンスや保有元のライプツィヒで自身の特長をアピールして、レギュラー獲得をつかみたい。それが未来の成功へとつながっていくはずだ。