レアルでプレイしていたドレンテ photo/Getty Images
銀河系軍団の重圧は凄まじかったか
20歳の青年が銀河系軍団の一員になるのはどんな気分なのだろうか。
2007年にその扉を叩いたのは、元オランダ代表DFロイストン・ドレンテだ。
ドレンテの場合はポジションを左ウイングへ上げたこともあったが、レアルでは成功できなかった。レンタル移籍を重ね、2012年にはレアルを退団。その後はラッパーになってみたり、俳優をやってみたり、現在はスペインのラシン・メリダと契約していたりと、ドレンテのキャリアは破天荒なものとなった。
伊『Gazzetta dello Sport』にて、ドレンテはプロフェッショナルになりきれなかったとレアル時代を振り返る。サッカー選手としての人生と、派手になる私生活のバランスを取るのが難しかったのだろう。
「プロとしての準備ができていなかったんだ。自分のことを神だと思っていたし、私生活ではパーティも好きだった。2007年、20歳で僕はキャリアのトップにいた。説明するのが難しい狂った感覚があり、銀河系軍団のロッカールームに足を踏み入れるのは夢のようだった。その思い出を忘れることはない」
「サッカー選手としての人生と、私生活は適度にMIXできる。
オランダ代表でもドレンテは1試合しかプレイしていない。レアル契約当初はスーパースターへの道が見えかけていたはずだが、メガクラブで長く活躍するのは簡単ではない。オランダ期待の才能だったのは間違いないが、ポテンシャルだけで生き残っていけるほど甘くはなかったか。