W杯日韓大会制覇も経験したロナウジーニョ photo/Getty Images
後悔の1つにPSGでの短かった在籍期間を挙げる
元ブラジル代表FWロナウジーニョといえば、やはりバルセロナでの5年間が印象的だ。2003-04シーズンよりバルセロナでのプレイをスタートさせたロナウジーニョは一躍世界のスターとなり、バロンドールも獲得。
その後はミランでも活躍しており、バルセロナとミランでの活躍が話題の中心にはなるだろう。しかし、欧州初挑戦の舞台となったパリ・サンジェルマンでの2シーズンも忘れられない。
母国ブラジルのグレミオから出てきたロナウジーニョは、2001年にパリと契約。当時のパリは今ほどのスター集団というわけではなく、ロナウジーニョが在籍した2001-02シーズンは4位、2002‐03シーズンは11位に留まっている。
だがロナウジーニョは2シーズンともリーグ戦でのチーム最多得点者となり、パリでは通算77試合に出場して25ゴール17アシストの成績を残している。まだまだ若かったこともあって体の状態もキレており、パリ時代のロナウジーニョもまた全盛期と言っていいのかもしれない。
仏『Foot Mercato』によると、ロナウジーニョは後悔の1つとしてパリに長く留まらなかったことを挙げている。
「PSGでの最悪の思い出があるとすれば、長く留まらなかったことだろうね。もっと異なるシステムや異なる監督、その他の要素があれば私は残ったと思う。だが最終的には素晴らしいクラブへ行くことになり、私はハッピーだ」
パリでの活躍があり、2002年には日韓ワールドカップの優勝にも貢献した。スーパースターへの階段を順調に駆け上がっていた時期で、当時の細身なロナウジーニョもまた魅力的だった。