出番が訪れなかったトッテナム戦 photo/Getty Images
ロナウドの振る舞いがチームの勝利に水を差してしまった
20日に行われたトッテナム戦で試合終了前にロッカールームへと引き上げてしまったことが話題となったマンチェスター・ユナイテッドのFWクリスティアーノ・ロナウド。クラブは23日のチェルシー戦のメンバーに彼を含めないことを公式に発表している。
スコアレスドローで終えた前節のニューカッスル・ユナイテッド戦から少しだけメンバーを替えてトッテナム戦に臨んだエリック・テン・ハーグ監督。1トップの位置にはロナウドではなくFWマーカス・ラッシュフォードが起用された。
この試合のマンUは前半をスコアレスで終えたものの、後半に入ってからMFフレッジとMFブルーノ・フェルナンデスのゴールで2点のリードをゲット。逃げ切りたいテン・ハーグ監督は87分に2枚目と3枚目の交代カードを切ったが、その時点で交代枠はまだ2枚残っていた。
ところがロナウドは、後半アディショナルタイム突入直前にロッカールームへと続くトンネルへと歩いていってしまい、そのまま会場から姿を消した。
英『Daily Mail』によれば、ロナウドは交代出場を拒否した後にロッカールームへと下がったようで、そのままオールド・トラッフォードを後にしたという。このロナウドの振る舞いに対し、テン・ハーグ監督は「翌日に対応する」と話していたが、今週末のチェルシー戦のメンバーから外すことによってこれを罰することに決めたようだ。
また、クラブもチェルシー戦のメンバーにロナウドを含まないことを公表しており、彼以外のメンバーはこの試合に向けて準備、集中していることが併せて伝えられている。
その後、ロナウドはSNSを通じて全世界にメッセージを発信。このように反省の弁を述べた。
「僕はこれまでのキャリアでずっとそうしてきたように、同僚や相手、そしてコーチに対して敬意を払って生き、プレイしようと思っている。それは変わっていない。
「僕はこれまで所属してきた全てのチームで、若手のために自分自身が模範になろうと努めてきた。だけど残念ながらいつもそうできるとは限らないし、時には感情に身を任せてしまうこともある」
「今はただ、キャリントン(練習場)でハードワークを続け、チームメイトをサポートし、どんな試合でも万全の態勢で臨むことが大切だと感じている」
今季のロナウドはまだ公式戦2ゴールしか決められておらず、本人も結果を出せていないことにもどかしさを感じていることは間違いない。メンバー外となるこのタイミングを有効に活用し、少しでも調子を上げ、チェルシー戦後の試合に臨んでほしいところだ。