久保建英に新たな役割が与えられることになるか photo/Getty images
前線の台所事情が苦しい
直近のバリャドリード戦では敗れることになったが、今季は開幕から好調を維持しているレアル・ソシエダ。リーグ戦では4位、ELのグループステージではマンチェスター・ユナイテッドを抑えてグループEの首位だ。
しかし不安要素は多く。その一つは続出する怪我人だ。前線だけでもウマル・サディクやモハメド・アリ・チョー、ミケル・オヤルサバルがいない。バリャドリード戦ではアレクサンデル・セルロートも不在であり、前線は人員不足に悩まされている。
そんな状況をさらに難しくさせるアクシデントが起きた。司令塔ダビド・シルバの負傷である。クラブが発表した情報によると、バリャドリード戦で右太腿の筋肉を痛めたようで、2~3週間の離脱と予想されている。そのためワールドカップ・カタール大会前の試合で彼が戦列に復帰する可能性は低い。ラ・レアルはEL含め6試合W杯前に予定されており、そこで大ベテランに頼ることはできない。
シルバはチームでトップ下を任されており、リーグ戦では今季全試合に出場している。これといった代役はおらず、誰がそのポジションに入るのか。
西『MARCA』はシルバの候補ということで復帰までにトップ下を務める代役を誰にするべきか考察している。
現実的なのはブライス・メンデスか久保建英だ。メンデスはシルバの一つ下のポジションで今季プレイしており、運動量豊富にチームを支えている。ゴール前に飛び出すタイミングは抜群であり、リーグ戦ではチームトップの5ゴールを記録している。
今季は2トップの一角を任されている久保はリーグ戦で一度だけトップ下として出場している。悪くないパフォーマンスを披露したが、キープ力はシルバと比較すると劣ってしまい、前線で時間を作ることはできなかった。今季は最前線で輝きを放っており、できればポジションを変えずに戦いたい。ただ前線にはカルロス・フェルナンデスやジョン・カリカブルといった多くのプレイタイムを与えられていない選手がおり、彼らに最前線を任せ久保のポジションを下げることも考えられる。
最後の候補は若手のMFパブロ・マリンである。本来は下部チームでプレイする19歳で、バリャドリード戦が記念すべきトップチームデビューの試合だった。臆することなく伸び伸びとプレイしており取り消されてしまったが、マルティン・スビメンディのゴールの起点を作ったのはマリンだった。選手層アップには若手の台頭は必須であり、彼が救世主となるのか。
負傷者続出で失速の可能性もあるラ・レアル。