チェルシー相手に自慢のドリブルを披露した三笘薫 photo/Getty images
新体制での初勝利となった
プレミアリーグ第14節ブライトン対チェルシーの一戦が行われた。負傷中だった三笘薫はメンバー入りし、この重要な一戦で先発を任された。
その三笘がいきなり魅せる。敵陣でボールを奪いボックス内までドリブルで侵入すると、相手を引き付けレアンドロ・トロサールにパスを供給。そのトロサールが上手くゴール右にシュートを沈め、5分でブライトンが先制する。三笘がこれでプレミアでの初アシストを記録した。
その後はチェルシーがハイプレスからブライトンのビルドアップにプレッシャーを仕掛けチャンスを生み出すが、ロベルト・サンチェスが守るゴールをこじ開けることができない。
すると14分ブライトンに追加点が生まれる。右サイドからのコーナーキックを得ると、ソロモン・マーチが素晴らしいクロスを送る。チェルシーはこれを処理しきれずオウンゴールとなってしまう。続く42分にもオウンゴールを献上してしまい、前半だけで3-0とブライトンがリードするまさかの展開となった。
後半がスタートしカイ・ハフェルツがゴールを決め3-1となったが、そこからチェルシーは流れを掴むことができない。ブライトンの守護神サンチェスはこの日当たっており、何度もビッグセーブを披露してチームを救う。
プレミア初先発となった三笘は73分でお役御免となった。1アシストに2本のキーパスを記録。ドリブル成功率は100%と高く、守備面では2度のボール奪取を披露した。今後の改善点を挙げるとすれば味方との連携と守備の強度であり、これは試合を重ねるごとに改善されていくか。
ブライトンはこの勝利でロベルト・デ・ゼルビ新体制初白星となった。グレアム・ポッターが監督となってからチェルシーは強さを見せていたが、新体制のブライトンが圧倒した。勝利は9月4日のレスター・シティ戦以来であり、5戦勝ちなしの難しい時期から抜け出すことに成功した(データは『SofaScore』より)。
ブライトン 4-1 チェルシー
[得点者]
5分 レアンドロ・トロサール
14分 ルベン・ロフタス・チーク(OG)
42分 トレヴォ・チャロバー(OG)
48分 カイ・ハフェルツ
92分 パスカル・グロス