マンチェスター・ユナイテッドと揉めてしまっているクリスティアーノ・ロナウド photo/Getty images
ロナウドの周りが騒がしくなっている
昨季の夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドに戻ってきたクリスティアーノ・ロナウド。昨季はリーグ戦で18ゴール挙げ、自身の実力を証明した。
しかし今季はプレシーズンマッチに参加できず、遅れを取っており、リーグ戦での出場はわずか520分のみ。ゴール数も1と少ない。センターフォワードにはマーカス・ラッシュフォードやアントニー・マルシャルが起用されている。ラッシュフォードはここまで4ゴール2アシストと印象的な活躍を披露している。
今季は起用数が激減しフラストレーションが溜まったのか、英『The Sun』のインタビューではユナイテッドに対しての不満を爆発させている。内容としては指揮官であるエリック・テン・ハーグとクラブへの批判だ。「裏切られた気持ち」だと話しており、現状両者間の関係は修復するのが難しいものになっている可能性が高い。
英『The Telegraph』によると、ユナイテッドはロナウドの契約解除を検討しているようだ。現在の契約は今季限りとなっているが、1月に手放す意向があるという。ロナウドは影響力の大きい選手であり、このままクラブに置いておくのは危険と判断したのだろう。
そうなると気になるのは移籍先だが、ヨーロッパのトップクラブで彼を獲得したいチームはあるのだろうか。昨季はプレミアリーグで得点を量産しており、ゴールを奪うことに関してはまだまだトップレベルだが、扱いの難しい選手になってしまっている。
英『The Athletic』によると、バイエルン・ミュンヘンはロナウドの代理人と話し合いを行ったようだが、獲得に興味がないと告げたとされている。ドイツの絶対王者はこの夏ロベルト・レヴァンドフスキを手放しており、彼に代わるストライカーを探している。だがその中にロナウドは含まれていないようだ。
次にチェルシーだが、新オーナーであるトッド・ベーリー氏は依然としてポルトガルのスターに興味を持っている。ただグレアム・ポッター監督はロナウドを求めていないと英『Sky Sports』は報じている。
ユナイテッドは冬の移籍市場で新たなストライカーを探すことになると英『Manchester Evening News』は伝えている。以前は来夏の補強ポジションと考えられていたが、ロナウドとの一件で今すぐにでも必要になったのだろう。ナポリのヴィクター・オシムヘンが候補とされている。
昨季とは一転、今季は難しいシーズンとなっているロナウド。ユナイテッドとの関係も悪化しており、今後はどのクラブでプレイするのだろうか。