FKは相馬がキッカーを務めた photo/Getty Images
何本もチャンスはあったが
FIFAワールドカップ・カタール大会のグループE第2節で日本はコスタリカと対戦。ボールを保持しながら試合を優位に進めるものの、ゴールを決めることはできず0-1で敗れた。
セカンドボールを回収しながら何度も攻撃を仕掛けた日本。特に2列目からの積極的な飛び出しや、ドリブルでの仕掛けてチャンスを作る機会は多く、コスタリカもたまらずファウルで止めることも多かった。日本はペナルティエリア付近でFKの好機を得たが、沈めることはできず。CKも5本あったが、決定機と呼べるシーンは少なかった。
日本代表のFKといえば2010年のFIFAワールドカップ・南アフリカ大会の第3節デンマーク戦だろう。本田圭佑と遠藤保仁がそれぞれFKを沈めて3-1で勝利した。近年の日本代表には決まったプレイスキッカーはおらず、複数選手が務めている。セットプレイからのゴールも少なく、その影響はW杯にも出てしまった。
ここぞのキッカーがいれば、至近距離からのFKでゴールが生まれたかもしれない。短期決戦で確実に勝利を手にするには、セットプレイの攻撃は非常に重要だ。キッカー不在はいまに始まったことではないが、セットプレイを得点に生かす攻撃は日本の課題といえるだろう。