W杯では調子が上がらなかったルカク photo/Getty Images
4日にはナポリとの大一番を控えている
FIFAワールドカップ・カタール大会での失望から約一か月。ベルギー代表FWロメル・ルカクはインテルで2023年の戦いをスタートさせようと準備中だ。
ルカクにとってカタール大会は悪夢だった。怪我がなかなか完治せず、グループ第2節のモロッコ戦から合流したものの、コンディションは明らかに悪かった。途中出場した最終節のクロアチア戦では2、3度ほど決定機があったのだが、これも決められず。
普段のルカクなら決められたはずで、あれを決めていればベルギーはクロアチアをかわしてグループを突破できていた。そうなればロシア大会に続いてベスト16で日本と再戦することになり、またVSクロアチアとは異なる空気感のゲームとなったことだろう。
結果的には悪夢のグループステージ敗退となり、エデン・アザールは代表引退を表明。ベルギー黄金世代は何とも苦い形で幕を閉じようとしている。
だが、ルカクもこのまま今季を終えるわけにはいかない。伊『Gazzetta dello Sport』はルカクが1月4日より再開するセリエAの戦いへ向けて準備を進めていると伝えており、インテルは4日に首位ナポリとの大一番を控えている。絶好調のナポリを止めるには、やはりルカクの得点力が欲しい。
チェルシーから復帰したものの、ここまでルカクはほとんど貢献できていない。2023年は心機一転良いスタートを切りたいところだが、インテルの逆転優勝へルカクは目覚めるか。