無念の負傷交代となってしまった photo/Getty Images
復帰時期は未だ不明のファン・デ・ベーク
4日に行われたプレミアリーグ19節ボーンマス戦で負傷交代となってしまったマンチェスター・ユナイテッドのMFドニー・ファン・デ・ベーク。彼の怪我は重症と見られているが、エリック・テン・ハーグ監督はここからマンUの中盤をどうやりくりしていくのか。
2020年にマンUへと移籍して以来、なかなか輝きを放つことができていないファン・デ・ベーク。アヤックス時代に共闘したテン・ハーグ監督がマンUの指揮官に就任したこともあり、今季は評価を取り戻す活躍が期待されたが、特筆するほどのパフォーマンスを見せることはできていない。その上で負傷離脱なども重なっており、ここまでの出場試合数は公式戦10試合に留まっている。
そんなファン・デ・ベークは先日のボーンマス戦で久々に先発出場のチャンスを得たが、前半終盤に相手選手と接触。FWアレハンドロ・ガルナチョと交代し、ピッチを後にしていた。
英『Manchester Evening News』によれば、マンUはまだ彼の負傷度合いをはっきりとは把握できておらず、テン・ハーグ監督は「まだ調査中だ。膝の怪我だ」と7日に行われたFAカップのエヴァートン戦前に話していた。しかし、負傷時の様子から彼がすぐに復帰することはないと見られている。
現状、マンUのトップ下にはMFブルーノ・フェルナンデスが君臨しているが、彼の代役ははっきりしておらず、ファン・デ・ベークがその枠に収まると理想的だった。テン・ハーグ監督はMFクリスティアン・エリクセンやFWマーカス・ラッシュフォード、MFフレッジ、MFスコット・マクトミネイなどもトップ下で起用しており、いくらでもやりようはありそうだが、中盤の選択肢が1つ減ったことは間違いない。
1月の移籍市場で補強に動く可能性も0ではないが、彼らがまず獲得すべきはFWクリスティアーノ・ロナウド退団の穴を埋められる最前線の選手であり、中盤は既存戦力でなんとかしたいところ。英『Manchester Evening News』は、U-21チームでプレイする19歳のMFジダン・イクバルや17歳のMFコビー・メイヌーといった若手選手の存在にも触れているが、彼らがガルナチョのようにトップチームで出番を得ることはあるのか。