35歳になってからセリエAで“20ゴール” ブンデス、プレミ...の画像はこちら >>

インテルでも活躍を続けるジェコ photo/Getty Images

誰とでもコンビを組める柔軟性も魅力

昨夏にFWロメル・ルカクが復帰したインテルでは、再びラウタロ・マルティネス&ルカクの2トップが軸になっていくと期待された。しかしルカクは早々に負傷離脱してしまい、前半戦の大半を棒に振ることに。



そこで頼りになったのが36歳のFWエディン・ジェコだ。ライバルのミランでは同じ36歳のFWオリヴィエ・ジルーが絶賛されているが、貢献度はジェコも負けていない。今季ここまで7ゴールを挙げ、ルカクの穴を埋めてきた。

ジェコは昨季もインテルの一員としてリーグ戦で13ゴールを挙げているため、35歳になってからセリエAで合計20ゴールを奪ったことになる。あらゆるタイプのストライカーとコンビを組む柔軟性も持ち合わせており、ストライカーながら自己主張もそこまで強くない。チームプレイに徹することの出来る貴重なセンターフォワードと言えよう。

振り返ると、ジェコが有名になったのはヴォルフスブルクでプレイしていた2007年あたりからだ。2008‐09シーズンにはブンデスリーガで26ゴールを挙げ、相棒のFWグラフィッチとのコンビでチームをブンデスリーガ制覇に導いた。続く2009-10シーズンは22ゴールを挙げてブンデスリーガ得点王のタイトルを獲得し、2010年にはマンチェスター・シティへと移籍。

プレミアリーグでも3シーズン連続で二桁得点を奪っており、その得点力は見事だ。当時のマンCではセルヒオ・アグエロが絶対的エースではあったが、ジェコは脇役にもなれる。マンCのプレミアリーグ制覇にはジェコも欠かせなかった。


その後はローマへ移籍し、2016-17シーズンにはセリエAで29ゴールを挙げて得点王を獲得。30代に入ってからも二桁得点を継続的に記録しており、特に大きな怪我もない。今季もリーグ戦二桁得点に近づいており、その貢献度はもっと高く評価されるべきだろう。インテルの逆転優勝へキーマンの1人と言えそうだ。

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