痛恨のデビュー戦となってしまったJ・フェリックス photo/Getty Images
大型移籍が成立した
先日アトレティコ・マドリードからチェルシーへローンで加入したポルトガル代表FWジョアン・フェリックス。彼は13日に行われたフラム戦でいきなり先発出場を果たしたが、58分にレッドカードを提示されて退場。
現在プレミアリーグ10位に沈んでいるチェルシーは、夏にFWラヒーム・スターリングやFWピエール・エメリク・オバメヤンといった大物アタッカーを獲得したものの、リーグ戦18試合を終えて21ゴールと今季は得点力が低い。試合数に多少の差はあるが、トップ10以上のチームで最低の得点数となっており、出場停止明けのJ・フェリックスにはゴールやアシストの量産が期待される。
しかし、英『Daily Mail』はここ12年ほどのチェルシーにおいて圧倒的な成功を収めた新戦力FWがジエゴ・コスタしかいなかったと指摘している。彼は加入1年目の2014-15シーズンと3年目の2016-17シーズンにリーグ戦20ゴールを記録しており、チェルシーはこのどちらのシーズンでもリーグ優勝を成し遂げた。
一方、期待外れに終わったFWとしてまず挙がっているのは、2011年にリヴァプールから移籍してきたフェルナンド・トーレスだ。他には移籍金が高額だったアルバロ・モラタやティモ・ヴェルナー、ロメル・ルカクなどといった選手が名を連ねており、ピークを過ぎてからチェルシーにやってきたサミュエル・エトー、ラダメル・ファルカオ、ゴンサロ・イグアインといった選手も紹介されている。
また、現メンバーでは前述したスターリングやオバメヤンに加え、8900万ポンド(約141億円)でレヴァークーゼンから移籍してきたカイ・ハフェルツの名前もある。この3人のうちスターリングとハフェルツは今季チームトップのリーグ戦4ゴールを決めているが、オバメヤンはまだリーグ戦1ゴールしか奪うことができておらず、移籍も噂されている。
奇しくも唯一の成功例として名前の挙がったD・コスタは、J・フェリックスと同様にアトレティコからチェルシーへ移籍した選手だ。両者のプレイスタイルは大きく異なるが、後輩のJ・フェリックスは先輩のようにチームを牽引するほどのパフォーマンスを見せることができるか。