ブラガで奮闘するアベル・ルイス photo/Getty Images
センターフォワードの層は薄いままだ
FIFAワールドカップ・カタール大会でベスト16敗退に終わったスペイン代表では、長らくセンターフォワード不足が指摘されてきた。2010年の南アフリカ大会を制した頃はダビド・ビジャ、フェルナンド・トーレスといった頼れる点取り屋がいたが、2人に代わるストライカーは出てきていない。
2026年大会へ向けてスペインのストライカー探しは続いていくが、まずスペイン『as』がスポットを当てたのはFWアベル・ルイスだ。
ポルトガルのブラガでプレイする22歳のルイスは、バルセロナのアカデミーでプレイしてきたことでも有名な選手だ。残念ながらバルセロナのトップチームでエースになることは出来なかったが、2020年よりプレイするブラガでは着実に進歩している。
特に直近7試合は4ゴール2アシストの結果を出しており、ブラガも国内リーグで2位と好調だ。ルイスは全コンペティション合わせて7ゴール5アシストの成績を残していて、A代表でも試していきたい選手だ。
また昨年11月にはU-21スペイン代表の一員としてU-21日本代表との親善試合にも出場していたが、この時チームを指揮していたのがルイス・デ・ラ・フエンテだ。A代表はワールドカップ終了後にルイス・エンリケが退任しており、その後任にルイス・デ・ラ・フエンテが就任。ルイスの特長は頭に入っているはずで、ルイスにとってはチャンスだ。
4年後へスペインのエースとなっていくのか。ポルトガルの地で成長するルイスも候補者の1人だ。