レアルで戦い続けてきたアセンシオ photo/Getty Images
若い頃はBBC、今はヴィニシウスやバルベルデがライバルに
21日、レアル・マドリードに所属するスペイン代表FWマルコ・アセンシオが27歳の誕生日を迎えた。2016年8月にレアルの選手として公式戦デビューを果たしてから6年半。
2016-17シーズンといえば、レアルがチャンピオンズリーグを3連覇していた時代だ。2015-16、2016-17、2017-18シーズンと3連覇を果たしたチームには、まだBBC(カリム・ベンゼマ、ガレス・ベイル、クリスティアーノ・ロナウド)の攻撃ユニットがいた。アセンシオも出番は得ていたが、絶対的な主力とまでは言えなかった。当時はまだ期待の若手と言ったところか。
現在はベイル、ロナウドもクラブを去ったが、今度は自身より若い選手たちが伸びてきた。左ウイングではヴィニシウス・ジュニオール、右にはロドリゴ・ゴエス、さらにはフェデリコ・バルベルデがウイングとして存在感を示してきた。アセンシオには偽9番起用法もあるが、前線中央ではベンゼマが全盛期の輝きを放っている。アセンシオにはライバルが多すぎるのだ。
スペイン『Mundo Deportivo』もアセンシオの評価に悩んでいるようで、27歳と中堅世代を迎えた現在もレアル攻撃陣の中心とはなっていない。
レアルでは通算256試合で52ゴール28アシストの成績を残し、スペイン代表でも昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会に出場しているアセンシオ。実力者なのは間違いないが、27歳を迎えた今ワールドクラスのアタッカーとなったのだろうか。