トッテナムを引っ張ってきたケイン photo/Getty Images
気付けば29歳を迎えた
トッテナムに所属するFWハリー・ケインは、イングランド史上最強クラスのセンターフォワードだ。現在イングランド代表歴代最多記録ではケインとウェイン・ルーニーが53ゴールで並んでおり、ケインが年内に単独1位となる可能性が高い。
ルーニーが120試合で53ゴール奪ったのに対し、ケインは80試合で53ゴール。ペースはケインの方が圧倒的に上だ。
しかし、ケインにはタイトルが不足している。ルーニーはマンチェスター・ユナイテッドでプレミアリーグやチャンピオンズリーグを獲得するタイトルに恵まれたキャリアを歩んだが、ケインはトッテナムで無冠が続いている。
気付けば29歳を迎えたが、タイトルを狙うにはトッテナムを離れるしかないのかもしれない。マウリシオ・ポチェッティーノ政権下ではチャンピオンズリーグ決勝へ進むなどタイトルに近づいたシーズンもあったが、アントニオ・コンテ率いる現在は思うような結果が出ていない。コンテのスタイルには批判的な意見も出ており、ソン・フンミンやリシャルリソンなどアタッカー陣を最大限活かせているとは言い難い。
スペイン『as』もケインの未来がどうなるか取り上げているが、現在はマンUとバイエルンが関心を示しているという。マンUはクリスティアーノ・ロナウドが抜け、絶対的なセンターフォワードを欲している。バイエルンもロベルト・レヴァンドフスキが抜けたため、新たなエースが必要だ。
トッテナムとの契約は2024年までとなっているが、同メディアは延長の可能性は低いと見ている。ワールドカップで得点王も獲ったイングランド歴代最強クラスのストライカーがクラブタイトル無しで終わるのは寂しいが、ケインはどこへ行くのか。