リヴァプールはホームでレアルに手痛くやられてしまった photo/Getty Images
資金力ではプレミアが圧倒しているところもあるが……
まだ1stレグが終わった段階だが、今季のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦はプレミアリーグ勢が未勝利のスタートとなった。
リヴァプールはホームでレアル・マドリードに2-5と大敗し、チェルシーはアウェイでドルトムントに0-1、トッテナムはアウェイでミランに0-1、マンチェスター・シティはアウェイでライプツィヒと1-1で引き分けた。
リヴァプールを除く3チームはアウェイでの初戦だったため、ホームでの2ndレグで突破を決めるチャンスは十分にある。とはいえ、近年何かと補強に多額の資金を投じてきたプレミアリーグBIG6とされる彼らが未勝利のスタートを切ったのは何とも複雑だ。
さっそく米『ESPN』もイングランド勢未勝利の船出を取り上げているが、SNS上では厳しい意見も目立つ。
「お金の使い方を知ることと、お金を大量に使うことは違う」
「今季BIG6はアーセナル、マンチェスター・ユナイテッドを除いて苦戦している。残り4クラブは昨季からフォームが低下している」
「世界最高のリーグなのか、世界で最も裕福なリーグなのか」
リヴァプールは昨夏にFWダルウィン・ヌニェス、今冬にはFWコーディ・ガクポ、マンCは昨夏にFWアーリング・ハーランド、トッテナムはFWリシャルリソン、チェルシーは今冬もFWミハイロ・ムドリクやノニ・マドゥエケ、DFブノワ・バディアシルら若手タレントを多く引き抜いたことで話題を呼んだ。やはりプレミア勢の資金力は特別だ。
資金を投じたから強くなるわけではないが、豪華補強が目立つこともあってプレミア勢への視線は厳しくなりがちだ。もちろんリヴァプールが前回王者レアル、トッテナムが昨季セリエA王者ミランと、対戦相手が強敵であることも忘れてはならない。だが、仮にこのベスト16でプレミアの複数チームが消えるとなれば、補強が適切だったのか鋭い指摘が飛んでくることだろう。
果たして2ndレグで巻き返せるのか。特にマンCは優勝候補の一角に挙げられるチームでもあり、当初より新戦力のハーランド効果も期待されている。ライプツィヒに敗れるとなれば大きなサプライズで、ベスト16敗退は許されない結果だ。