アンデルレヒトでプレイするフェルスハーレン photo/Getty Images
今後が楽しみな21歳の逸材
チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグに続く欧州のコンペティションとして始まったUEFAカンファレンスリーグ。
その決勝トーナメント・プレイオフ2ndレグが23日に行われ、そこでアンデルレヒトに所属するベルギーの才能が魅せた。
アンデルレヒトはプレイオフ2ndレグでブルガリアのルドゴレツと対戦し、2-1で勝利。この2点目を奪ったのがベルギーの次代を担うと期待される21歳のMFヤリ・フェルスハーレンだ。
アンデルレヒトで10番を任されるフェルスハーレンは、2018年からトップチームでプレイするなど10代の頃より注目を集めてきた。しかし2020-21シーズンは怪我での離脱が長引くなど、どこかインパクトに欠けるところがあった。
それでも才能は評価されており、チームを指揮するブライアン・リーマーは中盤で躍動したフェルスハーレンをレアル・マドリードMFルカ・モドリッチと重ねている。
「ヤリは素晴らしい。彼は少しモドリッチを思わせるよ。テクニックも優れていて、素質がある。また、彼は勝利のためにハードワークできる。90分を過ぎても、試合開始当初のように相手を追いかけているからね」(『Voetbalkrant』より)。
ルドゴレツとのゲームは2戦合計で決着がつかず、PK戦までもつれた末にアンデルレヒトが勝利。フェルスハーレンはフル出場しており、リーマー監督の言葉通りスタミナも十分だ。
今後はベルギー代表でも重要な存在になることが期待され、アンデルレヒトからのステップアップを考えたい年齢でもある。カンファレンスリーグは実力を証明する舞台の1つとなるはずだが、フェルスハーレンはアンデルレヒトを高みへ導けるか。