レスター戦で輝いたトロサール photo/Getty Images
今冬に加わった貴重な戦力
前節はアストン・ヴィラに4-2で勝利していたものの、ここ最近は苦しいゲームが続いていたアーセナル。選手の疲労を心配する意見もある中、指揮官ミケル・アルテタは25日に行われたプレミアリーグ第25節のレスター・シティ戦でスタメンに手を加えてきた。
最前線に入っていたエディ・エンケティアをベンチスタートとし、代わりにブライトンから獲得したレアンドロ・トロサールを起用したのだ。純粋なセンターフォワードというよりは、トロサールは0トップのように様々な位置へ顔を出してチャンスメイクに貢献。
元よりテクニックの高い選手だけに、ガブリエウ・ジェズスが復帰するまではトロサールのセンターフォワード起用も1つの選択肢となってくるかもしれない。前線でボールを収めることも可能で、手応えを得たサポーターもいたはず。
VAR検証もあって最終的には取り消されたが、前半には見事なコントロールショットでゴールネットも揺らしたトロサール。直前にDFベン・ホワイトが相手GKと接触していたところをファウルと判定されてゴールは取り消されたが、SNS上ではトロサールのパフォーマンスを称える意見が多く出ている。
「あのゴールは認められるべきだった」
「毎試合先発すべき選手」
「彼は得点の奪い方を知っている。もっとエリア外からシュートを狙わせていくべきだ」
英『Squawka』によると、トロサールはこのゲームで7度のデュエル勝利数、2本のシュート、そして後半にはガブリエウ・マルティネッリのゴールをお膳立てするなど、その働きは見事だ。チームも1-0の勝利で勝ち点3を拾っており、優勝へこうした渋いゲームも必要だ。勝利はもちろん、トロサールの起用法が広がってきたことも収穫の1つと言えよう。