当分はイブラヒモビッチのプレイを見ることができそうだ photo/Getty Images
ついにこの男が帰ってきた
まだまだ第一線で活躍することになりそうだ。先月27日に行われたトリノ戦で9ヵ月ぶりにピッチに戻ってきたミランのFWズラタン・イブラヒモビッチが、自身の状態について詳しく明かしている。
ミランが11年ぶりのリーグ優勝を果たした昨季終了後に左膝の手術を行ったイブラヒモビッチ。以降、長期離脱となっていたが先月11日のトリノ戦でベンチ入りし、直近のアタランタ戦では74分から途中出場。ブランクを感じさせない軽快な動きを随所に見せ、2-0の勝利に貢献した。
その後、イブラヒモビッチは伊『Sport Mediaset』のインタビューに応じており、自らの引退はまだ先のことであると仄めかしている。
「自分の思うようにサッカーができたのは1年2ヵ月ぶりだった。調子が悪くてやりたいことができなかったからだ」
「俺は自分に大きな自信があるし、まだまだ違いを生み出すことができる。もっと言うと、今のような状態なら次の年だけでなくあと数年は続けられるだろう」
「1月中旬まではあまり良い感じではなかったのが正直なところだが、あることがきっかけで、この3週間はここ8ヵ月間よりも多くのことができた。膝は常に腫れていたが、もう片方の膝でも同じような経験をしたし、忍耐が必要なことは分かっている」
若かりし頃から欧州のトップクラブを渡り歩き、数々のタイトルを手にしてきた41歳のイブラヒモビッチ。年齢を考えればミランをセリエA王者に戻した昨季終了時点で引退し、有終の美とすることもできたはずだが、そうしない彼のハングリー精神は見事と言えるだろう。今後も彼の活躍に注目だ。