セリエA最下位に沈むサンプドリア photo/Getty Images
5大リーグワーストの得点数
リーグ戦25試合を消化し、得点数は僅か11。今季の5大リーグで最少得点チームとなってしまっているのがイタリアのサンプドリアだ。
5日にはホームでサレルニターナと対戦したが、スコアレスドローで終了。当然これだけ得点数が少ないとなれば、白星が増えないのも仕方がない。サンプドリアはここまで2勝に留まっており、勝ち点12でセリエA最下位だ。
今回のサレルニターナ戦はホームの戦いだったが、今季のサンプドリアはホームで2ゴールしか奪えていない。しかもそのうちの1点は2月18日のボローニャ戦でアブデルハミド・サビリが決めたPKでのものとなっており、ホームで流れの中から決めたゴールが1点しかないというのは厳しい。
2つの白星もアウェイで挙げたものとなっており、ホームで白星を稼げないチームが上位を目指すのは難しい。出口が見えない状態で、昨年10月よりチームを指揮するデヤン・スタンコビッチも明確な手は打てていない。
チームには40歳を迎えた大ベテランのFWファビオ・クアリアレッラがいるが、頼みの綱のクアリアレッラも今季は17試合に出場して0ゴール0アシストと結果が出ていない。2018‐19シーズンにはセリエAで26ゴールを挙げる大活躍ぶりだったが、今季はチームを救うことが出来ていない。
次節はユヴェントスとのアウェイゲームとなっており、厳しい戦いになるのは間違いない。何よりも得点を増やしていかなければ残留への光が見えてこないため、何とか攻撃陣の奮起に期待したいところだ。