オランダを粉砕したフランス代表 photo/Getty Images
EUROでも優勝候補筆頭に
ワールドカップ・カタール大会の激闘を終え、欧州ではEURO2024予選がスタートした。そこで衝撃のパフォーマンスを披露したのがフランス代表だ。
カタール大会のファイナリストでもあるフランスはEURO2024でも優勝候補筆頭であり、24日にはオランダ代表と激突。今週のEURO2024予選でも注目のビッグカードの1つだったが、何と結果は4-0でフランスが圧勝。あのオランダが手も足も出なかった。
オランダ代表はカタール大会を最後にルイ・ファン・ハールが退任し、ロナルド・クーマンを指揮官に迎えている。新政権でのスタートとなったわけだが、いきなりフランスが相手とは運がなかった。
英『Daily Mail』によると、フランス戦を終えたクーマンはほとんど収穫がなかったと振り返っている。
「この試合では何も見せられなかった。こんなにギャップがあるとは思わなかった。パフォーマンスに関して言い訳はしたくない。我々はもっとアグレッシブにプレイし、ミスを減らすべきだ。ポジティブなものはなかったね。あらゆるエリアで欠点があった。
守備ではダヨ・ウパメカノ、イブラヒマ・コナテの身体能力抜群コンビが高いカバーリング能力を披露し、左サイドバックからは爆速のテオ・エルナンデスが駆け上がってくる。前線では先制点も決めた経験豊富なアントワーヌ・グリーズマンが健在で、センターフォワードではカタール大会で大ブレイクしたランダル・コロ・ムアニが先発。コロ・ムアニも推進力は抜群で、パワーとスピードはかなり厄介だ。
そして何と言ってもキリアン・ムバッペだ。オランダ戦でも2ゴールを決めたが、もはや止める術がない。ウイングにはキングスレイ・コマンもおり、コロ・ムアニ、ムバッペと合わせて前線は速すぎる。
オランダでもレベル差を感じる展開となったが、フランスを止めるチームは出てくるか。EURO2024はまだ予選がスタートしたばかりだが、各国が打倒フランスを目指して戦う構図となりそうだ。