ナポリを撃破したミラン photo/Getty Images
まさか4-0のスコアになるとは……
3日に行われたセリエA第28節では、ナポリVSミランの直接対決が実現。このゲームは上位対決であったと同時に、両チームは12日にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグで顔を合わせる予定となっている。
結果は、ミランがアウェイで4-0とナポリを撃破。今季のナポリは国内で圧倒的な強さを誇っていただけに、まさかホームで4失点も喫するとは予想外だった。
英『The Guardian』は、ミラン指揮官ステファノ・ピオリの手腕を称える。年明けから調子が上がらなかった際には3バックへの変更にトライし、今回のナポリ戦では4バックを選択するなど柔軟に対応している。
FWラファエル・レオン、ブラヒム・ディアス、アレクシス・サレマーカーズらの1対1の強さは驚異的で、それも上手く活かせていた。相手のゲームメイカーであるスタニスラフ・ロボツカもイスマエル・ベナセルを中心に的確に潰しており、ナポリの強みが消されていた。ナポリがFWヴィクター・オシムヘンを欠いていたとはいえ、ミランとピオリのゲームプランが見事だったのは間違いない。
「問題は、CL準々決勝1stレグで再会する際にこの一戦がどんな心理的影響を与えるか。次はオシムヘンが戻ってくることを望んでいるだろうが、それでも0-4の敗北を説明することはできない」
同メディアはこう伝え、今回のゲームがCLにどう響くか注目しているが、ナポリ側はどうしてもこの敗北を意識してしまうはず。CL準々決勝へ面白い展開となってきたが、ナポリはどう修正してくるだろうか。