試合を現地観戦したリシャルリソン photo/Getty Images
大会を盛り上げる一つの話題に
6日、女子コパ・アメリカ2022王者のブラジルと女子EURO2022王者のイングランドが対戦する女子フィナリッシマ2023がウェンブリー・スタジアムで行われた。
記念すべき第1回大会となった今回の一戦。
PK戦で先に優位に立ったのはブラジルで、GKレティシア・イジドロがイングランド2人目のキッカー、MFエラ・トゥーンのシュートを止めてみせた。しかしブラジルの2人目、DFタミレスがシュートをクロスバーに当ててしまい、すぐさまイーブンに。すると今度はイングランドのGKメアリー・アープスがブラジル3人目のキッカー、DFラファエレのシュートを止め、最終的に4-2でPK戦が決着。イングランドが大会初代王者に輝いている。
この試合では、現地観戦に訪れた男子ブラジル代表選手にも注目が集まった。トッテナムでプレイするFWリシャルリソンだ。彼はブラジル代表を応援するために「ブラジルが戦うなら、僕は行く」と書かれたボードを掲げ、ブラジル代表のユニフォームを着て応援する姿も目撃されている。
リシャルリソン自身もその様子をInstagramに投稿し、「君たちがユニフォームと国に敬意を表しているのを見てとても誇りに思う」などとコメントを添えていた。
トッテナム移籍後はまだリーグ戦でゴールを決められていないリシャルリソンだが、女子ブラジル代表の戦いぶりを見て多少なりとも良い刺激を受けることができたか。現在トッテナムはアントニオ・コンテ監督が解任されるなど難しい状況に直面しているが、英気を養ったリシャルソンの活躍に期待だ。