驚異的なペースでネットを揺らしてきたサラー photo/Getty Images
ここまでの得点ペースは誰も予想していなかったか
30日に行われたプレミアリーグ第34節・トッテナム戦は、リヴァプールFWモハメド・サラーにとってクラブ通算300試合目の出場だった。
サラーがリヴァプールに加入したのは2017年。
ローマから3400万ポンドの移籍金で加入しているが、活躍ぶりから考えれば3400万ポンドはバーゲン価格と言っていい。現代の市場感覚では尚更バーゲンに思える。
300試合の成績は、184ゴール74アシスト。プレミア得点王も3度受賞しており、初年度の2017-18シーズンより攻撃の柱となった。
何より頼もしいのが怪我の少なさだ。今季もここまで46試合に出場しており、加入から全シーズンで45試合以上に出場している。当然ながら相手DFのマークは厳しいが、ここまで負傷トラブルが少ないのは見事だ。
チェルシーでプレミアデビューした頃は細身なアタッカーとの印象が強かったが、セリエAでの経験を経て肉体は分厚くなり、プレミアのフィジカルバトルに対応できる強さを身につけた。背の高い選手ではないが、相手DFを背負ってボールをキープするプレイも苦にしていない。肉体強化もリヴァプールで結果を出せている理由の1つだ。
今季はマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドが得点ランクを独走するシーズンになっているが、サラーも17ゴールまで数字を上げている。チーム状況も考えれば、十分すぎる数字ではないか。
改めてリヴァプールでの6年間は大成功と言えそうだ。
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