今夏話題のベリンガムはまだ19歳 photo/Getty Images
スカウティング力も魅力
7日、ドルトムントMFジュード・ベリンガムがレアル・マドリードへの移籍で合意に達したと報じられた。
その移籍金額は1億300万ユーロとも言われているが、これこそドルトムントの真骨頂とも言えるビジネスだ。
スペイン『as』が注目するのは、ドルトムントが輩出するタレントの若さだ。ここ10年の売却金額TOP10を振り返ると、実に7人が23歳以下での売却となっている。
2013年にはMFマリオ・ゲッツェ(当時21歳)をバイエルンへ3700万ユーロで売却。
その後もFWウスマン・デンベレ(20)を1億3500万ユーロでバルセロナへ、FWクリスティアン・プリシッチ(20)を6400万ユーロでチェルシーへ、FWジェイドン・サンチョ(21)を8500万ユーロでマンチェスター・ユナイテッドへ、FWアーリング・ハーランド(21)を6000万ユーロでマンチェスター・シティへ、そして今夏のベリンガムはまだ19歳だ。
ドルトムントの育成力はもちろんだが、スカウティング能力の高さも見逃せない。ベリンガムはイングランド2部のバーミンガム、サンチョも当時はマンCのリザーブチームでプレイしていた。彼らが即戦力になると見抜く目利きは見事で、両者とも加入早々から主力として活躍した。
これでブンデスリーガを制覇できれば理想的だが、今季はあと一歩のところまで近づいた。今夏もベリンガムの売却益で若き有望株を揃えてくるはずで、ドルトムントのスカウティングは今後も要注目だ。