PSGを離れることになったネイマール photo/Getty Images
本気で欲しがったクラブは少数か
今夏様々な移籍先が噂されながら、最終的にはサウジアラビアのアル・ヒラルへ向かうことになったブラジル代表FWネイマール。
一時はイングランド・プレミアリーグ方面からの関心も噂されたが、すべては噂止まりだった。
英『Manchester Evening News』は、今冬にサウジアラビアのアル・ナスルへ向かったFWクリスティアーノ・ロナウドに似た状況にあったと主張する。ネイマールの実力は高いが、31歳を迎えたネイマールの獲得へ多額の資金を用意するビッグクラブは少なかったのだ。
「ネイマールに興味を示すヨーロッパのクラブは薄く浅くは集まってはいたが、誰も声をかけなかった。ネイマールは、自分がロナウドと同等の立場にいることに気づいた。当時のロナウドは代理人のメンデスが動きを見せても、注目を集めることができなかった。ミラン、ナポリ、アトレティコ・マドリード、バイエルン、チェルシーなど、誰もロナウドを望んでいなかった。そこでロナウドはサウジアラビアへ向かった」
「ネイマールはほぼ毎年のように2月からコンディションを崩し、PSGでプレー出来ていなかった。カタール・ワールドカップ以降は彼の株も大幅に下落しており、彼の給与要求はサウジアラビア以外のクラブにとっては高すぎるのだ」
ネイマールを獲得するには高額な移籍金に加え、サラリーも弾む必要がある。それだけの資金を今のネイマールに用意するクラブは欧州にいないのかもしれない。年齢的にピークは過ぎたとの見方もあり、ネイマール獲得に本腰を入れるクラブが少なかったのも頷けるか。