新シーズンもやはりバログンに出番は回ってこない photo/Getty Images
バログン、ティアニーらをどうするか
1億500万ポンドといわれるデクラン・ライスを筆頭に、カイ・ハフェルツ、ユリエン・ティンバーと大型補強を敢行したアーセナル。しかし、その裏で余剰戦力となっている選手が多く、売却を進めなければならない。
英『Daily Mail』によれば、アーセナルは移籍市場が閉まるまでに売却益として1億ポンドを集めようとしているという。すでに売却できたのはグラニト・ジャカのほか、パブロ・マリ、マット・ターナー、オーストン・トラスティで、彼らの売却益がおよそ4000万ポンドほどになっている。
現在、もっとも高く売れそうなのがフォラリン・バログンだ。昨季リーグ・アンで大活躍したこの若手FWにはモナコ、インテルが関心を示しているといわれ、アーセナルは5000万ポンドという強気の値段をつけているようだ。モナコは1度目のオファーをアーセナルに拒否されたが、希望額に近いオファーをめぐって交渉が続いていると同紙は報じている。
また、キーラン・ティアニーがニューカッスル、レアル・ソシエダなどから、アルベール・サンビ・ロコンガがブライトンからの関心を示されているとされており、バログンに加えて彼らを適正な額で売ることができれば、おそらく1億ポンドには届くことになる。
さらにここにきて、CBのガブリエウ・マガリャンイスに移籍の噂が出た。開幕からの2試合でスタメンから外されたブラジル代表DFに、エデル・ミリトンをケガで欠いたレアル・マドリードが興味を示しているとも同紙は報じている。サウジアラビアのクラブからも関心を示されているようだが、昨季の大黒柱であったCBをこのタイミングで放出することはやや考えにくい。
他にもヌーノ・タバレス、ニコラ・ペペ、セドリック・ソアレスら去就が不透明な選手がいる。余剰戦力を多く抱え込むことは避けたいが、アーセナルは大型補強を賄うだけの資金を8月中に集めることができるか。

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