U-21欧州選手権を戦うU-21イタリア代表 photo/Getty Images
セリエAで出番を得ている楽しみな若手が揃う
突然の監督交代、EURO2024予選・グループCで3位に沈むなど、イタリア代表はなかなか上昇気流に乗れない。
ただ、苦戦するA代表に対して世代別代表は元気だ。
この世代は、今年行われたU-20ワールドカップで準優勝にも輝いている。それを経験した選手たちがU-21代表に入ってきており、この世代には期待が持てる。
指揮するカルミネ・ヌンツィアータは[4-3-1-2]のシステムを採用しており、センターバックにはキャプテンマークも巻くサレルニターナDFロレンツォ・ピロラ、フィオレンティーナDFマイケル・カヨデ、中盤にはU-20ワールドカップで大活躍だったレスター・シティMFチェーザレ・カサデイ、ローマMFエドアルド・ボーヴェ、パリ・サンジェルマンで技を磨く19歳のシェール・ンドゥール。
トップ下にはユヴェントスMFファビオ・ミレッティ、2トップにはサンプドリアFWセバスティアーノ・エスポジト、U-20ワールドカップで活躍したエンポリFWトンマーゾ・バルダンツィが並ぶなどタレントが揃う。
ピロラやボーヴェ、カヨデらはセリエAでも出番を得ており、国内リーグで若手が出番を得ているのもポジティブだ。アンダー世代の成長はA代表の強化に繋がり、U-21の世代には欧州選手権での好成績が期待される。