バイエルンの攻撃陣も絶好調 photo/Getty Images
点の奪い合いになるゲーム多く
ゴールラッシュだけがサッカーの魅力ではないが、得点の多く入るチームやリーグは人気を集めやすい。中でもドイツ・ブンデスリーガは特別だ。
今季のブンデスリーガではFWハリー・ケインがバイエルンに加入し、シュツットガルトではFWセール・ギラシが7試合で13ゴールを挙げる大暴れぶりだ。
独『Kicker』によると、今季のブンデスリーガでは第7節終了時点で計222のゴールが生まれており、1試合平均得点3.52点は欧州主要リーグで最多の数字だという。
確かにブンデスリーガは得点の入るゲームが多く、第7節終了時点でスコアレスドローに終わったゲームはフランクフルトVSフライブルク、ライプツィヒVSボーフムの2試合しかない。得点が多く入るゲームが見たいのであれば、ブンデスリーガが最適か。
ブンデスリーガに次いで多いのはスイス・スーパーリーグで1試合平均3.17点。他はイングランド・プレミアリーグが3点、リーガ・エスパニョーラが2.91点、リーグ・アンが2.82点、セリエAが2.61点と紹介されている。
特にブンデスリーガの中でも面白いのは、シャビ・アロンソの下で攻撃的なフットボールを披露する2位レヴァークーゼン、前述のギラシがいる3位シュツットガルト、それを追う4位の絶対王者バイエルンだ。
レヴァークーゼンとバイエルンはリーグトップとなる23ゴール、シュツットガルトはそれに次ぐ22ゴールを奪っているが、現時点でチーム得点数が20ゴールに達しているクラブは欧州5大リーグの中でも少ない。
リーグ・アンはモナコ(21ゴール)のみで、プレミアはブライトン(21ゴール)とニューカッスル(20ゴール)、リーガではバルセロナ(21ゴール)、レアル・マドリードとアトレティコ・マドリード(20ゴール)セリエAではインテル(21ゴール)だけだ。
それもリーガは9試合を消化し、他のリーグも8試合ずつ消化している。ブンデスリーガが7節終了時点での数字になっていることを考えると、やはり得点数は目立つ。
これに関しては守備に問題があると見ることもできるが、同メディアは得点が多く入る環境もブンデスリーガの人気に繋がっているとの考えだ。