ミランなどでもプレイしてきたバカヨコ photo/Getty Images
2017年までは順調だった
2016-17シーズンのリーグ・アンを制したモナコは特別なチームだった。ベルナルド・シウバやファビーニョ、10代だったキリアン・ムバッペ、エースのファルカオ・ガルシアら実力者が揃い、このチームから多くの若手実力者がビッグクラブへステップアップを果たした。
その1人がMFティエムエ・バカヨコだ。中盤の潰し屋としてモナコで活躍したバカヨコは、2017年にチェルシーへと移籍。同年にはフランス代表デビューも果たした。
しかし、この移籍は上手くいかなかった。モナコを去ってからはパフォーマンスが安定せず、そこからミラン、古巣モナコ、ナポリ、再びミランとレンタル移籍を繰り返す日々に。結局チェルシーの戦力となることはなく、今夏にはフランスのロリアンへと完全移籍している。
仏『L’Equipe』によると、バカヨコは毎年のようにレンタル移籍を繰り返したのは良いことではなかったと振り返っており、29歳を迎えた今後は1つのクラブで腰を据えて戦っていきたいと語る。
「2018年にレンタルでチェルシーを去ることにしたのは、その年にジョルジーニョと一緒に新指揮官マウリツィオ・サッリがきたことだ。序列でジョルジーニョより下になるだろうと伝えられ、退団が最善の決断だと思った。キャリアの中でマイナスだったのは、非常に多くのシーズンにわたってレンタルに出されていたことだ。これからは1つのクラブでもう少し継続していきたいと思っている」
加入したロリアンでは少々出遅れたが、10月に入ってからは22日に行われたレンヌ戦で移籍後初のフル出場を果たした。再びビッグクラブでプレイするのは現実的ではないかもしれないが、慣れ親しんだリーグ・アンからの再スタートは悪い決断ではないだろう。

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