前節はミランを撃破したユヴェントス photo/Getty Images
この守備力なら優勝争いに絡めるか
現在セリエA第9節まで消化し、3位に順位を上げてきたユヴェントス。その戦いぶりは、まさにじわじわ順位を上げてきたとの表現がしっくりくる。
ここまでチーム得点数は15ゴールと、あまり多くない。その代わり、失点数はインテルに次いで2番目に少ない6失点に抑えられている。22日に行われたミラン戦では1-0のスコアで勝利を収めており、ミランの攻撃を見事にシャットアウトしてみせた。これでリーグ戦で4試合連続のクリーンシートだ。
伊『Gazzetta dello Sport』は守備を統率する最終ラインを絶賛する。超のつくスーパースターがいるわけではないが、いぶし銀な働きを見せるセンターバックが揃っているのだ。
ミラン戦ではダニーロ、アレックス・サンドロを負傷で欠いたが、センターは普段通りブラジル代表DFブレーメルが統率し、その両脇を昨年にイタリア代表デビューも果たした25歳のフェデリコ・ガッティ、29歳のDFダニエレ・ルガーニが固めていた。
同メディアはブレーメルのことを「昔のキエッリーニのよう」と称えており、その安定感はセリエAでも屈指だ。
ガッティも存在感が増しており、ルガーニも限られた出番の中で自身の仕事を黙々とこなしている。
さらにミラン戦では、U-19オランダ代表でもプレイする18歳のDFディーン・ハイセンも途中出場を果たしている。ユヴェントスのアカデミーで育ってきた195cmの大型DFで、将来性が評価されている。近年次々と優秀なセンターバックを輩出しているオランダからまた1人有望株が出てきたことになり、ユヴェントスはセンターバックのピースがなかなか充実している。