フロジノーネで活躍するソウレ photo/Getty Images
ユヴェントスからのレンタル移籍がヒット
アルゼンチンのNEXTスターとなるのか。今季イタリア・セリエAで快調なスタートを切ったレフティーアタッカーが注目を集めている。
ユヴェントスからフロジノーネにレンタル移籍している20歳のMFマティアス・ソウレだ。
2020年にユヴェントス入りしたソウレはクラブのアカデミーで経験を積み、トップチームでも21試合をこなしてきた。
しかし主力定着とはならず、今季はフロジノーネにレンタル移籍することに。それが当たり、今季ここまで3ゴール1アシストと確かな結果を残している。
フロジノーネでは右ウイングの位置から仕掛けるパターンが続いていて、ソウレはカットインもこなせるレフティーだ。そのパフォーマンスをデータサイト『WhoScored』も絶賛しており、アルゼンチンにまた1人ハイレベルなレフティーアタッカーが出てきたと興奮気味だ。
「レフティーアタッカーの才能を生み出す能力において、アルゼンチンは特別なものがある。メッシ、ディ・マリア、ディバラらに続く最新の選手となり得るのが、マティアス・ソウレだ。 現在セリエAに昇格したばかりのフロジノーネにレンタル移籍中のソウレは、今季現時点でWhoScoredの平均評価点が7.85点となっている。これは同じアルゼンチン人選手のFWラウタロ・マルティネス(7.89点)に次いでリーグで2番目に高く、クワラツヘリアやレオンなどのスター選手を上回っている」
「ユヴェントスに関しては、ここ数回の移籍市場でディバラ、クアドラード、クルゼフスキが去り、チームとして右サイドのアタッカーを求めている。サッスオーロのドメニコ・ベラルディが主なターゲットだったが、不安定な財政状況とソウレの素晴らしいパフォーマンスを考えると、ソウレがその解決策となる可能性がある」
アルゼンチンは昨年のワールドカップ・カタール大会を制したが、次回の2026年大会へ若返りも1つのテーマになっている。チームでは今もベテランのリオネル・メッシが攻撃の中心となっているが、メッシが2026年大会も戦うかは分からない。