代表戦で怪我を負ってしまったネイマール photo/Getty Images
コパ・アメリカを戦うブラジルにとっては痛手
サウジアラビアのアル・ヒラルへ移籍したのも束の間、左膝の前十字靭帯断裂と半月板損傷の大怪我を負ってしまったFWネイマール。
治療にはかなりの時間を要するが、米『ESPN』は来夏のコパ・アメリカ2024も欠場する流れになると取り上げている。
南米No.1を決めるコパ・アメリカは、来年6月よりアメリカで開催されることが決まっている。今回は北中米カリブ海よりジャマイカ、メキシコ、パナマ、アメリカを含む6チームも参戦予定となっていて、当然アメリカのサッカーファンはネイマールの参戦を期待していたことだろう。
しかし、ブラジルのチームドクターを務めるロドリゴ・ラスマールは、時間をかけて治療した方がいいと今後の方針を語っている。
「回復するための手順を省略したり、不必要なリスクを負ったりしても意味がない。我々の考えでは、ネイマールはヨーロッパでの新シーズン開始、つまり来年8月には復帰する準備ができているだろう。しっかりとした手順に従い、長期にわたる回復を経ることで彼は再び高いレベルでパフォーマンスを発揮できるはずだ」
南米では2026年のワールドカップへ向けた南米予選がスタートしているが、ブラジル代表は6位スタートと大きく出遅れている。今のチームが課題を抱えているのは明らかで、来夏のコパ・アメリカもネイマールを欠く場合は攻撃陣の再編が求められる。