国際試合でも鎬を削る両者 photo/Getty Images
3シーズン連続2桁得点の37歳
リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイク(32)は世界最高峰のディフェンダーの1人だ。
2020年のエヴァートン戦で負った膝の大怪我の影響でパフォーマンスの低下を指摘されることもあったファン・ダイクだが、今シーズンは素晴らしいパフォーマンスをここまで見せており、首位を走るリヴァプールのキャプテンとしてチームを引っ張っている。
完全復活を遂げ、再び世界最高のディフェンダーの1人となったファン・ダイクは、『France Football』のインタビューで、最も手強い相手を問われ意外な選手の名前を挙げている。
「オリヴィエ・ジルーだよ。毎回彼を捕まえ、うまくマークしたと思っているが、彼はいつも頭や足、膝などを使って、何らかの方法で得点を決める。彼はよく私を相手に得点してきた」
「いつも彼を捕まえたような気がしたが、どういうわけか彼はいつも得点することができた。アーセナルであれ、チェルシーであれ、フランスであれ、彼は常にゴールを決めた」
「リーグ戦で優勝したシーズン、5-3でチェルシーに勝ったんだけど、3-0かなんかでリードしている時に彼は鮮やかでないゴールを決めたんだ。クロスバーに当たって落ちてきたボールだったと思うが、鮮やかなゴールじゃなかったんだ。そして私は彼に『またゴールを決めたのか?』と言ったんだ」
ファン・ダイクはサウサンプトンにいた時やリヴァプールでアーセナルやチェルシーにいたジルーと幾度となく対戦してきた。また両者はフランス代表とオランダ代表でもぶつかり合ってる。またファン・ダイクはジルーだけではなく、他にもセルヒオ・アグエロ、アーリング・ハーランド、リオネル・メッシを相手にするときも守備が難しいと述べている。
「だから、彼(ジルー)は私に対して得点する男であり、ただの迷惑な人間だと言えるだろう。私が対戦した素晴らしいストライカーはたくさんいる。(リオネル)メッシ、アグエロ、ハーランドはすべてを持っているので難しい相手だが、ジルーは僕のブギーマンだから彼を推すよ。
ジルーは37歳というベテランの域に突入しているが、今シーズンもリーグ戦二桁得点を記録しており、ACミランで3シーズン連続でリーグ戦2桁ゴールを記録している。
たくさんのストライカーを相手にしてきたファン・ダイクだが、ジルーを最も手強い相手に選んでいる。