伊東はスタッド・ランスでプレイしている photo/Getty Images
マルセイユで指揮を執ったサンパオリの考えは
先日、サウジアラビアのアル・ナスルでプレイするFWクリスティアーノ・ロナウドの発言が議論を呼んだ。ロナウドは、サウジアラビア国内リーグの競争力がフランスのリーグ・アンより上だと発言したのだ。
リーグレベルを比較するのは簡単ではないが、今何かと話題のサウジ・プロフェッショナルリーグとの比較はなかなかに興味深い。
この発言に続き、リーグ・アンのレベルに言及したのは2021年から約1年間フランスのマルセイユを指揮していたホルヘ・サンパオリだ。仏『L’Equipe』によると、サンパオリはロナウドとは対照的にリーグ・アンのレベルを高く評価しており、スペインのラ・リーガにも負けていないと語る。
「フランスでは、どのチームも信じられないほどのスピードで攻撃に出る。非常にスピードあるリーグでの指揮は、私のキャリアの中でもチャレンジだった。本当に良いリーグだと思うよ。(ラ・リーガとリーグ・アンは)全く異なるリーグだが、現在ではリーグ・アンの方がエキサイティングだと思う」
ラ・リーガはバルセロナからリオネル・メッシ、レアル・マドリードからクリスティアーノ・ロナウドが抜け、他のチームも補強額が限られるなど2010年代に比べるとインパクトは弱まっているかもしれない。
それでもタレント揃いなリーグであるのは確かだが、伊東純也や南野拓実がプレイするリーグ・アンのレベルはラ・リーガにも負けないレベルまで上がっているのか。