ドルトムントで将来を期待されるバイノー・ギッテンス photo/Getty Images
2列目でポジションが被る
ドルトムントは今冬にマンチェスター・ユナイテッドからFWジェイドン・サンチョをレンタルで獲得した。
サンチョにとっては古巣復帰であり、2019-20シーズンにはブンデスリーガで17ゴール16アシストを記録するなど、ドルトムントにとっては特別な存在だった。
ドルトムントも当時のパフォーマンスを取り戻してもらうことを望んでいて、今冬の復帰当初より積極的にサンチョを起用している。20日に行われたPSVとのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでもサンチョは左ウイングで先発起用されていた。
しかし、気になる点もある。サンチョの復帰により、19歳のFWジェイミー・バイノー・ギッテンスのプレイタイムが減少している。バイノー・ギッテンスはサンチョと同じイングランドの選手で、2022年にマンチェスター・シティのアカデミーからチームに加わっている。
今季は後半戦より出番を増やしていて、1月も3試合続けて得点に関与するなど印象的な活躍を見せていた。
しかしサンチョはポジション的にライバルとなり、CLのPSV戦でもバイノー・ギッテンスはベンチに座ったまま出番がなかった。今季のバイノー・ギッテンスはグループステージでミラン相手に1ゴール1アシストの活躍を披露していて、CL決勝トーナメントは成長を促すうえでも理想的なステージのはずだ。
サンチョの復帰がバイノー・ギッテンスの成長にストップをかけているとなれば問題だ。PSV戦に関してはサンチョの評価も伸びなかったが、ドルトムントのウイングを巡るポジション争いはどうなっていくか。