南米予選でも苦戦続くブラジル代表 photo/Getty Images
この1年は難しい時間だった
2026年のワールドカップ北中米大会へ向けた南米予選で2勝1分3敗と出遅れているブラジル代表。
レアル・マドリードの指揮官カルロ・アンチェロッティの引き抜き策も失敗に終わり、現在はドリヴァウ・ジュニオールを指揮官に迎えて新たなスタートを切ろうとしている。
そんなドリヴァウ体制はいきなり難しい相手と対戦する。今月は23日にイングランド代表、その後27日にスペイン代表と親善試合を戦う予定となっていて、どちらもワールドクラスのチームだ。現時点での完成度はイングランドとスペインが上と見ていいだろう。
スペイン『SPORT』によると、ドリヴァウは親善試合へ向けてサポーターに忍耐を求めている。今は辛抱強くチームを構築していく段階で、いきなり結果を求めるのは酷かもしれない。
「サポーターにメッセージがあるとすれば、少しだけ忍耐強く、そして我々を信頼してほしい。多くの準備を進めているし、将来的には良いものになると確信している。今回は非常に競争力のある2試合だ。我々のチームも競争力はあるし、全力を尽くすつもりだよ」
時間が限られているが、まずは親善試合でチームの形を作り、今夏のコパ・アメリカで結果を残したい。イングランド、スペインとの親善試合はハードだが、ドリヴァウはこの2試合をどう使うか。