今月の親善試合ではスコットランドに大勝したオランダ代表 photo/Getty Images
イタリアの優勝も予想外ではあったか
前回のEURO2020はイタリア代表が制したが、当時イタリアを優勝候補にプッシュしていた人はそれほど多くなかった。イタリアは2018年のワールドカップ・ロシア大会の出場権も逃していたため、EURO2020開幕前もそれほど評価は高くなかったのだ。
ただ、短期決戦では何でも起こり得る。今夏ドイツで開催されるEURO2024へ自信を口にするのは、バイエルンに所属するオランダ代表DFマタイス・デ・リフトだ。
オランダも優秀なタレントを揃えているが、優勝候補筆頭とは言い難い。それでもオランダ『Voetbal International』によると、デ・リフトは前回のイタリアに続けると語る。
「2021年のEUROはヨーロッパ全土で開催されたけど、コロナ期間の影響もあって通常とは違う雰囲気を感じたよ。2022年のワールドカップはカタールで冬に開催されて、これも全く異なる経験だった。今回はドイツでの開催で、夏のクラシックな大会となるのではないかな」
「人々は僕たちオランダを優勝候補とは見ていないだろうけど、前回王者イタリアも大会前の時点では大本命じゃなかった。僕たちにも可能性はあるし、誰も恐れる必要はないと信じることが重要だ。コンパクトかつクレバーにプレイすれば誰にでも勝てる。次のステップは、僕たち全員がそれを信じることだ」
オランダの強みはデ・リフト、フィルジル・ファン・ダイク、ネイサン・アケら豪華なセンターバック陣にある。粘り強い守備をベースに頂点を狙うことも不可能ではないはずだが、果たして。
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